ちょっと遅めの昼食を、行き着けのそば屋で食べていたら、スーツ姿の男性3人連れが入ってきた。既に2時を過ぎていた割には店内は混んでいて、他に空いているテーブルがなかったため、そのサラリーマン風の3人は、まっすぐ私の正面にある席へ。席に着くが早いか、先頭のデブが口を開いた。「どういうことなんだよ!」
どうやら、そのデブがボス格らしい。30代くらいのデブたぬきが、向かいに座った50に近いような男性をなじっている。よくみたら、デブだけノーネクタイで、横幅も態度もデカイ。
どうも入店前からトラブっていたらしく、既に憔悴しきりの50男。公衆の面前であることなどお構いなく、怒りをぶちまけ続けるデブのせいで、色白の50男は今にも泣きそうだ。デブの隣りに座った20代らしき若手は、大きい背丈を窮屈そうな猫背でもって無理やり縮めて、顔だけをデブと反対の方、つまり私の方へ傾けている。
いや〜、そばの不味いこと不味いこと。デブたぬき御一行さまのお陰で、今までにないくらい、不味いそばが味わえた。
仕事、出来ないんだろうなぁ。
いや、そのデブが。
気弱そうな50男を晒し者にして、くっさい顔と刺々しい言葉を撒き散らして、店中の空気を悪くして、他の客や店員の冷たい視線などお構いなしに、いつまでも続ける。まず、食事の間だけは一旦矛を収めるとか、せめて店の外でやるとか、そんな最低限の気遣いすら出来ないのだから、ロクな仕事が出来ないだろう。だんだん、そのデブの怒りが私にまで伝播してきて 「コラ、ここはテメーの部屋じゃねえ。そと行って雨に当たって頭冷やしてこい!」 なんてセリフが頭に浮かんでくる。
「お前、俺ちゃんと言ってたじゃねーかよ!!」 じゃねーぞデブ。そいつにキッチリ仕事をさせるのがオメーの仕事だろっつーの。「ぼくはちゃんとしろって言ってたんだけど、○○くんがしなかったー」 なんて、中身は小学生か? そして50男が何か言って、携帯を取り出して店の外に消えたら、すかさず若手の方へ顔を向けて、ニヤッと一言 「ホントあいつできねーよな?」 若手がお茶を濁しているうちに50男が戻ってくると、すぐにもとのクサイ顔に戻って 「はっ!? お前それ、支店長は知ってんの? 支店長に言える? 言えるのかそれ?」
完全に、デブの管理能力不足。人望の無さも含めて、指示1つマトモにできないデブの無能さが問題。『人を見て法を説く』 なんて発想は、そのカケラもないのかも。
まあ、部下の育て方なんてのは無数にあるのだろうけど、人前でこんな醜態をさらしている時点でアウトだろうね。
怒りモードの次は小ばかモードかよ、もういい加減黙れよ、と思っていたら、やおら蛍光グリーンのスマートフォンを取り出したデブ。「どうもお世話様です。あの、山形支店の分なんですけど、佐川が持ってっちゃいまして。…ええ、持ってくなって言ってたんですけど、勝手に持ってっちゃったんですよ。…ああ、今佐川に言ってますから。…はい、ちょっと遠くに…。ええ、ええ…、ではそういうことで、よろしくどうぞ〜。」 なんか佐川急便のせいにしている。さっき 「サイトウが駄目だって言ったってどういうことだ!」 って、大声で自分で喚いていたくせに。(しかも、「ぼくはちゃんとしろって言ってたんだけど、佐川急便くんがしなかったー」 って、やっぱり言い訳が小学生レベルだ。)
こうやって、嘘と帳尻合わせで出世してきたんだろうな。何も知らない上役が 「結果の出せるヤツ」 と勘違いして評価するから、自分でも 「自分はデキる」 なんて思い込んでしまってるんだろう。やっぱ、どこの会社にも居るんだな、帳尻合わせばっかり上手いヤツって……。デブたぬきのことも、その会社のことも何にも知らないくせに、思わず、こんなことを感じてしまう。
ま、仕事には、嘘も帳尻合わせも必要だけど…。
もし仮に、このデブたぬきが、頼りなさげな50男を自主退職に追い込むために配置されたのだとしたら、こヤツはかなり優秀だといえよう。毎日がこの調子なら、この50男は近い将来、労働基準監督署やら何やらに泣きつく気力すら残らないほど、身も心も徹底的にボロボロになるに違いない。『屏風と商人は直にては立たぬ』 とは良く言ったもの。“窒息するオフィス” はかばかしき昨今では、むしろ社員を潰しにかかる事例の方が多かったりして。
不味いそばの口直しにと、遠回りしてコンビニでパックの飲み物を買ったら、ストローが付いてなかった。私がQuoカードを出したら、不慣れなのかレジのお姉さんが戸惑っていたから、それに気を取られて忘れたのかも。
なんだかな。
どうやら、そのデブがボス格らしい。30代くらいのデブたぬきが、向かいに座った50に近いような男性をなじっている。よくみたら、デブだけノーネクタイで、横幅も態度もデカイ。
どうも入店前からトラブっていたらしく、既に憔悴しきりの50男。公衆の面前であることなどお構いなく、怒りをぶちまけ続けるデブのせいで、色白の50男は今にも泣きそうだ。デブの隣りに座った20代らしき若手は、大きい背丈を窮屈そうな猫背でもって無理やり縮めて、顔だけをデブと反対の方、つまり私の方へ傾けている。
いや〜、そばの不味いこと不味いこと。デブたぬき御一行さまのお陰で、今までにないくらい、不味いそばが味わえた。
仕事、出来ないんだろうなぁ。
いや、そのデブが。
気弱そうな50男を晒し者にして、くっさい顔と刺々しい言葉を撒き散らして、店中の空気を悪くして、他の客や店員の冷たい視線などお構いなしに、いつまでも続ける。まず、食事の間だけは一旦矛を収めるとか、せめて店の外でやるとか、そんな最低限の気遣いすら出来ないのだから、ロクな仕事が出来ないだろう。だんだん、そのデブの怒りが私にまで伝播してきて 「コラ、ここはテメーの部屋じゃねえ。そと行って雨に当たって頭冷やしてこい!」 なんてセリフが頭に浮かんでくる。
「お前、俺ちゃんと言ってたじゃねーかよ!!」 じゃねーぞデブ。そいつにキッチリ仕事をさせるのがオメーの仕事だろっつーの。「ぼくはちゃんとしろって言ってたんだけど、○○くんがしなかったー」 なんて、中身は小学生か? そして50男が何か言って、携帯を取り出して店の外に消えたら、すかさず若手の方へ顔を向けて、ニヤッと一言 「ホントあいつできねーよな?」 若手がお茶を濁しているうちに50男が戻ってくると、すぐにもとのクサイ顔に戻って 「はっ!? お前それ、支店長は知ってんの? 支店長に言える? 言えるのかそれ?」
完全に、デブの管理能力不足。人望の無さも含めて、指示1つマトモにできないデブの無能さが問題。『人を見て法を説く』 なんて発想は、そのカケラもないのかも。
まあ、部下の育て方なんてのは無数にあるのだろうけど、人前でこんな醜態をさらしている時点でアウトだろうね。
怒りモードの次は小ばかモードかよ、もういい加減黙れよ、と思っていたら、やおら蛍光グリーンのスマートフォンを取り出したデブ。「どうもお世話様です。あの、山形支店の分なんですけど、佐川が持ってっちゃいまして。…ええ、持ってくなって言ってたんですけど、勝手に持ってっちゃったんですよ。…ああ、今佐川に言ってますから。…はい、ちょっと遠くに…。ええ、ええ…、ではそういうことで、よろしくどうぞ〜。」 なんか佐川急便のせいにしている。さっき 「サイトウが駄目だって言ったってどういうことだ!」 って、大声で自分で喚いていたくせに。(しかも、「ぼくはちゃんとしろって言ってたんだけど、佐川急便くんがしなかったー」 って、やっぱり言い訳が小学生レベルだ。)
こうやって、嘘と帳尻合わせで出世してきたんだろうな。何も知らない上役が 「結果の出せるヤツ」 と勘違いして評価するから、自分でも 「自分はデキる」 なんて思い込んでしまってるんだろう。やっぱ、どこの会社にも居るんだな、帳尻合わせばっかり上手いヤツって……。デブたぬきのことも、その会社のことも何にも知らないくせに、思わず、こんなことを感じてしまう。
ま、仕事には、嘘も帳尻合わせも必要だけど…。
もし仮に、このデブたぬきが、頼りなさげな50男を自主退職に追い込むために配置されたのだとしたら、こヤツはかなり優秀だといえよう。毎日がこの調子なら、この50男は近い将来、労働基準監督署やら何やらに泣きつく気力すら残らないほど、身も心も徹底的にボロボロになるに違いない。『屏風と商人は直にては立たぬ』 とは良く言ったもの。“窒息するオフィス” はかばかしき昨今では、むしろ社員を潰しにかかる事例の方が多かったりして。
不味いそばの口直しにと、遠回りしてコンビニでパックの飲み物を買ったら、ストローが付いてなかった。私がQuoカードを出したら、不慣れなのかレジのお姉さんが戸惑っていたから、それに気を取られて忘れたのかも。
なんだかな。

















