うなされて、というわけではないが、今朝は午前3時前に目が覚めた。体中がほてり、不快な汗をかいている。やはりうなされていたのか?
覚醒前、色々な夢を見た。中学・高校時代の自分ならば、夜になってからでも、その日の朝に見た夢をありありと思い出せたのであるが、この年になるとそうもいかない。あいにく、今日は朝からまた仙台へ行く用事があったので、曲のアイデアよろしく、枕元のメモ帳に夢の概略を書き付ける余裕も無かった(メモするという発想が、そもそも思い浮かばなかった)。
今の私が覚えているのは、5個くらいあった夢の2番目ほどにあたる 『電車に乗り遅れる夢』 の、その終わり際のワンシーンだけである。
『電車に乗り遅れる夢』 と言えば、強烈なのがある。高校時代のことだ。
終点で電車を乗り換えようとホームに下りたら、目的の列車がちょうど出発して、駅を出ていくところだった。雪の降りしきるホームで茫然と立ち尽くしていると、もう一本、列車がやってきて、私はそれに乗る。その列車は、ほどなく脱線して、線路とは違う方向へと進んでしまう。
だいぶ長い夢なのだが、かいつまんで3文で表すとこうなる。今、当時のノートを確認してみたら、高校2年の冬場に見たものだった。
私は、第一志望の大学に落ち、その後、後期日程で受験した第二志望へと進学した。“自由” を高らかに謳いあげつつ、その実 “トッピング” が選べるだけの窮屈なカリキュラムと、その思いを共有できる者のいない環境に食傷した私は、程なくレールを外れ、結局留年した。
大学を卒業後、実家へ戻り、中高時代につけた夢日記を発掘した私は、この内容に慄然とした。全く、夢で見たとおりに歩んでしまっている。こんな夢を見たことなんて、すっかり忘れていたのに。
今朝の夢では、空は良く晴れていた。強い日差しと、むんむんと湧き立つような湿気。まさに、日本の初夏だ。
長い長いホーム。屋根のない雨ざらしの、こげ茶色に変色した古いホームの先の方に、2両編成の列車がもう到着している。ちょっと買い物しよう、と、わざわざ向かい側のホームにある売店まで来たらこの有様である。
「これは間に合わないな。まあ、次がすぐ来るだろうから、そのために早めに行っておくか」 と思い、大股で、列車の方へと向かう。本当はいけないが、面倒くさいので、ホームからホームへは、直接線路に降りてショートカットだ。どうせ、1時間に1本くらいしか、列車は来ないんだし。
こんな風にして、ところどころ雑草が、その鮮やかな緑の姿を誇らしげに晒しているホームを進んでいると、列車は未だ出発しない。まだ距離はあるが、ひょっとすると、あの電車に間に合うかも知れない。眠くて体がだるく、走ることこそできないが、「どうせ駄目でもともと」 と気負い無く、大股で、列車の方へ向かう。
今朝、コンビニに寄って買い物をしたら、支払いの最中にちょうど、仙台行きのバスが前の道路を通り過ぎていった。「これは間に合わないな。まあ、とりあえず行ってみるか」 と店を出ると、運悪く信号が赤。
信号にさえぎられながらバス停の方に目をやると、不思議とバスはまだ停まっている。珍しく乗客が多く、乗り降りに手間取っていたらしい。
「これは、ひょっとすると間に合うかも」 と、信号が変わるのもそこそこに足が動く。バスはドアと閉じて発進したが、そのスピードが出る前に、私の駆け足が後ろから追いついた。前に回りこんでスミマセンと声を上げ、花粉症対策マスクの下で息を切らせながら、バス停から2メートル先で私はバスに乗り込んだ。
外はあいにくの雨。午前3時の自分よろしく、私の体はほてり、不快な汗はなかなかひかず、眠気のために頭は重く、体はだるかった。
覚醒前、色々な夢を見た。中学・高校時代の自分ならば、夜になってからでも、その日の朝に見た夢をありありと思い出せたのであるが、この年になるとそうもいかない。あいにく、今日は朝からまた仙台へ行く用事があったので、曲のアイデアよろしく、枕元のメモ帳に夢の概略を書き付ける余裕も無かった(メモするという発想が、そもそも思い浮かばなかった)。
今の私が覚えているのは、5個くらいあった夢の2番目ほどにあたる 『電車に乗り遅れる夢』 の、その終わり際のワンシーンだけである。
『電車に乗り遅れる夢』 と言えば、強烈なのがある。高校時代のことだ。
終点で電車を乗り換えようとホームに下りたら、目的の列車がちょうど出発して、駅を出ていくところだった。雪の降りしきるホームで茫然と立ち尽くしていると、もう一本、列車がやってきて、私はそれに乗る。その列車は、ほどなく脱線して、線路とは違う方向へと進んでしまう。
だいぶ長い夢なのだが、かいつまんで3文で表すとこうなる。今、当時のノートを確認してみたら、高校2年の冬場に見たものだった。
私は、第一志望の大学に落ち、その後、後期日程で受験した第二志望へと進学した。“自由” を高らかに謳いあげつつ、その実 “トッピング” が選べるだけの窮屈なカリキュラムと、その思いを共有できる者のいない環境に食傷した私は、程なくレールを外れ、結局留年した。
大学を卒業後、実家へ戻り、中高時代につけた夢日記を発掘した私は、この内容に慄然とした。全く、夢で見たとおりに歩んでしまっている。こんな夢を見たことなんて、すっかり忘れていたのに。
今朝の夢では、空は良く晴れていた。強い日差しと、むんむんと湧き立つような湿気。まさに、日本の初夏だ。
長い長いホーム。屋根のない雨ざらしの、こげ茶色に変色した古いホームの先の方に、2両編成の列車がもう到着している。ちょっと買い物しよう、と、わざわざ向かい側のホームにある売店まで来たらこの有様である。
「これは間に合わないな。まあ、次がすぐ来るだろうから、そのために早めに行っておくか」 と思い、大股で、列車の方へと向かう。本当はいけないが、面倒くさいので、ホームからホームへは、直接線路に降りてショートカットだ。どうせ、1時間に1本くらいしか、列車は来ないんだし。
こんな風にして、ところどころ雑草が、その鮮やかな緑の姿を誇らしげに晒しているホームを進んでいると、列車は未だ出発しない。まだ距離はあるが、ひょっとすると、あの電車に間に合うかも知れない。眠くて体がだるく、走ることこそできないが、「どうせ駄目でもともと」 と気負い無く、大股で、列車の方へ向かう。
今朝、コンビニに寄って買い物をしたら、支払いの最中にちょうど、仙台行きのバスが前の道路を通り過ぎていった。「これは間に合わないな。まあ、とりあえず行ってみるか」 と店を出ると、運悪く信号が赤。
信号にさえぎられながらバス停の方に目をやると、不思議とバスはまだ停まっている。珍しく乗客が多く、乗り降りに手間取っていたらしい。
「これは、ひょっとすると間に合うかも」 と、信号が変わるのもそこそこに足が動く。バスはドアと閉じて発進したが、そのスピードが出る前に、私の駆け足が後ろから追いついた。前に回りこんでスミマセンと声を上げ、花粉症対策マスクの下で息を切らせながら、バス停から2メートル先で私はバスに乗り込んだ。
外はあいにくの雨。午前3時の自分よろしく、私の体はほてり、不快な汗はなかなかひかず、眠気のために頭は重く、体はだるかった。

















