ベッドに横になって、目をつむる。落ち着いた雰囲気の喫茶店の情景が浮かぶ。小さな窓のそばのテーブルについて、コーヒーを注文する。「あれ、俺ってコーヒー飲めたかな?」と思ったとき、白い、わたのようなボールのような物が右から左へと高速で飛来し、この情景に水をさす。彗星のように尾をもったこの塊は、二度、三度と僕の目の前を回り、僕はめまいを覚える。このままでは、運ばれてくるコーヒーカップを、下に落として割ってしまうに違いない。そう思って、ゆっくりと目をあける。
東の空は、もう明るくなっている。どうやら、今日も、眠れなかったらしい。
※胃腸が弱い僕は、コーヒーを飲むと胃の調子がおかしくなったものだった。今でも、コーヒーを好んで飲みたいとは思わない。紅茶、緑茶などでは無問題。
東の空は、もう明るくなっている。どうやら、今日も、眠れなかったらしい。
※胃腸が弱い僕は、コーヒーを飲むと胃の調子がおかしくなったものだった。今でも、コーヒーを好んで飲みたいとは思わない。紅茶、緑茶などでは無問題。