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いいげるブログ



〔裁判員制度〕は冤罪量産装置?
今日の朝日新聞の朝刊に 『 判決文 わかりやすく 裁判員導入へ文例 最高裁検討 』 という記事が載っていた。裁判員(陪審員)制度実施へ向けて、着々と、既成事実作りが行われているようだ。しかし、法務省のウェブサイトのQ&Aの一つ、Q2  なぜ裁判員制度を導入するのですか。に対する、以下に引用する答え(一部、任意に強調
 裁判員制度の導入により,法律の専門家ではない国民の皆さんが裁判に参加し,国民の皆さんの感覚が裁判の内容に反映されるようになります。そして,それによって,国民の皆さんの司法に対する理解と支持が深まることが期待されているのです。平成11年からの司法制度改革の中で,有識者を加えた審議会による議論に始まり,長い議論を経て,今年,導入されることが決まりました。
 また,同時に,裁判員制度では,職業や家庭を持つ国民の方々に裁判に参加していただくことができるようにする必要がありますから,裁判が今よりもずっと迅速に行われるようになることも期待されています。
 また,裁判の手続や判決の内容を裁判員の方々にとって分かりやすいものとする必要がありますから,国民にとって分かりやすい裁判が実現されることにもなります。
を額面どおり受け取ることが出来ないほど、この制度には不可解な点がある。

それは 『なぜ、殺人、傷害致死などの重大事件のみが対象なのか。』 という事である。以下、「高野 善通のブログ雑記帳 長谷川京子の裁判員広告徹底糾弾!!」より引用(一部抜粋)。
(前略)

 しかも、裁判員制度で扱われるのは「みなさんの関心の高い重大事件」。関心が高いから、メディアの影響も受けやすい(特に視聴率至上主義的にワイドショー化されたニュースが氾濫する)し、また、関係者や外部の国民(インターネット掲示板など)の影響をモロに受けやすいこと、さらに、重罪事件だからこそ、厳密な証拠や法律に基づいた正確な判断(数学的な証明に近いもの)が絶対的に求められるという刑事裁判の原則を考えると、この種の事件をシロウトである一般市民に扱わせることの恐ろしさは計り知れないところです。

(後略)
最高刑が死刑まである重大事件こそ、拙速を排し、“迅速さ” “わかりやすさ” よりも複雑怪奇なる事実関係の追求を目指し、慎重の上にも慎重を重ねて審議せねばならないのではないだろうか。重大事件こそ、マスコミやネット上での扇情的な言論や、一時の感情に惑わされない訓練を受けた専門家の議論が相応しく思う。

バカの壁養老猛 著 『バカの壁』(新潮新書)の p.22 には
 こうした「正しさ」を安易に信じる姿勢があるというのは、実は非常に怖いことなのです。現実はそう簡単にわかるものではない、という前提を真剣に考えることなく、ただ自分は「客観的である」と信じている。
 だから政治家の汚職問題、たとえば鈴木宗男氏の疑惑が生じれば、「とにかくあれは悪いヤツだ。以上。終わり」で結論付け、断罪して報道する。そこには、明らかに一種の思考停止が起こっているのですが、本人たちにはその自覚がないわけです。
という件(くだり)があるが、そもそも、自らの不安を早く打ち消したいがための 「 とにかく、悪いヤツは速いとこ有罪にしろ! 」 という “国民の皆さんの感覚” と、捜査権がある検察に対し、被告人は圧倒的に不利な立場であることを鑑みて生まれた、刑事裁判における 『 疑わしきは罰せず 』 の原則は相容れないものである。捜査資料やマスコミの報道などで、被告人に対し「コイツは怪しい」という先入観を抱いてしまったら、何だって怪しく思えてくるものだ。事実、弁護士会館で行われた裁判員模擬法廷の傍聴行って来たJ憲法さんのエントリー、「裁判員制度はやっぱり危うい?」 には、
意外だったのは、公募で選ばれた裁判員の多くが、想像たくましく、検察官も主張していない動機まで持ち出して、被告人を有罪に持っていこうとしていたことだ。裁判官役の弁護士2名が、行為も殺意も認められないとして無罪を主張したにもかかわらず、多数決(5対4)で被告人は有罪と決まった。(ただし殺意は4対5で否認され、傷害致死の成立に留まった)。
という記述がある。法律的判断の正しさを求めるより、とにかく、悪いと思ったヤツを悪いと断罪してスッキリしたいのが、 “国民の皆さんの感覚” である。

前出のJ憲法さんのエントリーには、さらに
弁護士会の公募に応じるくらいだから、刑事裁判についてかなり意識の高い人々が集まっているはずなのだが、それでもこうなのだから、一般人の中から無作為に抽出すれば、この傾向(疑わしきは罰せよ)はさらに強まることが懸念される。
とも書かれている。「元検弁護士のつぶやき 死刑事件と裁判員制度」には
(前略)

 そして、被告人に死刑を言い渡すということは、裁判体(裁判官及び裁判員の合議)の意思決定により、被告人を殺す ことに他ならないのです。

 私が最も危惧するところは(死刑廃止論者からは期待になるでしょうが)、裁判員がはたしてそのような重責に耐えられるだろうか、ということです。

(中略)

 死刑以外の判決の場合には、裁判員制度によって量刑水準は厳罰化の方向へシフトするのではないかと思うのですが、こと死刑事件については、逆のバイアスが働くような気がしています。
との見解が示されているが、何れにせよ、重大事件における裁判員制度の導入は、公正なる法律的判断を歪めてしまう公算が強い。一般市民たる裁判員は、長期間に渡る審議にも、被害者・若しくは加害者に関係する特定の団体からの圧力にも弱いため、遅速な審議による冤罪や、不当に軽い判決が多発しないとも限らないのである。万が一、“ 疑わしきを罰する ”法律である<共謀罪>がそのまま成立してしまったら、この流れは一層加速することだろう。

更に他にも、拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる裁判員制度の対象が 『重大事件のみ』 であることは、看過できない疑問点を含んでいる。「ナゼ読めない…「アマゾン」で1年超も品切れの本」と報道されて話題となった、関岡英之 著「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」(文春新書)の p.154-155 には
 それではアメリカはなぜ、一番のご自慢であるはずの陪審員制度を導入しろと日本に要求してこないのか。アメリカで一度でも民事裁判に巻き込まれてことがある日本企業の法務担当者なら全員その理由がわかるはずだ。
 自国の企業が外国企業と争う裁判では、陪審員は自国の企業に有利な判決を下すケースが多いからだ。日本企業の多くは、アメリカで裁判に訴えられ、アメリカ人陪審員に不利な判決を下されて散々泣かされてきたのだ。特に日本企業が集中的に狙われたのは特許裁判である。次々と裁判に負けた日本企業は信じられないような巨額の賠償金をむしり取られてきたのだ。アメリカは、日本で逆の目に遭うことを心配しているのである。
 しかし実に不可解なことに、日本の司法制度改革案では、陪審員(裁判員)制度は刑事裁判、それも地下鉄サリン事件のような社会的に重大な刑事犯罪の裁判に限ってのみ導入される手はずになっている。これならアメリカはまず関係ない。枕を高くして眠れるわけだ。
という記述がある。なお関岡氏はさらに、アメリカによる「リーガル・ハラスメント」や、“身近になった”訴訟の増発による日本の国力低下を危惧している。詳しくは本書に譲ることにするが、裁判員制度の対象が 『重大事件のみ』 になっていることは、筋が通らないだけではなく、国益の観点からも、問題があると言わざるを得ない。

毎日新聞の記事(※追記部分に全文引用)によると、今年4月の内閣府の世論調査では、裁判員に選ばれた場合に「参加したくない」と答えた人が7割を占めたそうである。asahi.com の記事(※追記部分に全文引用)によれば、最高裁はそれを受けてか、13億円の費用をかけて〔裁判員制度〕の広報を行ったそうだが、裁判員制度について、政府や裁判所、日弁連がやるべきことは、制度の廃止を含めた、根本的な見直しなのでは無いだろうか。前出の「高野 善通のブログ雑記帳 長谷川京子の裁判員広告徹底糾弾!!」の末尾には
裁判が、あなたに襲い掛かります!!
という文言があるが、裁判員制度が、日本と、日本に住む人々に襲いかからないとは、現制度下ではとても言い切れない。

今日のBGM♪ Way Out West Call Me
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| 裁判員制度 陪審員制度 | 13:43 | Permalink | トラックバック:3コメント:8


小泉批判で“消された”ブログ?
「さらば、外務省」、「さらば、小泉純一郎」の著者である天木直人さんが「改革ファシズムを止めるブロガー同盟」に寄せたメッセージ中に
その際に一つだけ申し上げたい事がある。時の権力者を批判し続けることは軽々に行うものではありません。それは権力に押しつぶされる危険をともなうからです。国家権力を甘く見てはいけません。
という文言がある。恐らく、氏の実体験から出た言葉なのだろうが、これを目にして思い出したのが、PARDESというブログの「小泉純一郎、怨霊におののく」というエントリーである。

このエントリーは、以前から読めなくなっている。僕は実際に、その記事を読んだことがあるわけではないが、「1喝たぬき 小泉党の圧勝?」や「すちゃらかな日常 松岡美樹:コクミンは「小泉純一郎」にYESと言った──擬似・大統領選だった第44回衆院選」 、 「MAC'S GADGET民主党新代表決まる」 、 「週「感」竜馬 9月18日 やっぱりそういうことか。」といったエントリーにトラックバックを打った形跡が残っているので、ブログ・エントリー共に、少なくとも9月17日まではアクセスできたと考えられる。ブログ名、エントリー名などでいくら検索しても、トラックバックの跡以外は引っかからないので、gooから他のところへ引っ越したわけでもないらしい。

前出の「1喝たぬき 小泉党の圧勝?」というエントリーのトラックバック・エリアには
受信: 2005年9月19日 午前 09時17分

» 小泉純一郎、怨霊におののく」 from PARDES
それにしても、衆議院で郵政民営化法案議決に棄権した、小渕優子への処遇が甘すぎはしないか。尊父たる故小渕恵三元総理は、死後大勲位を下賜され、橋本内閣が退陣したのを受けて行われた自民党総裁選挙で、小渕恵三、小泉純一郎、梶山静六が戦い、凡人小渕が勝利した。いわゆる田中真紀子のいうところの「変人・凡人・軍人選挙」である。凡人小渕は当初、政権基盤が弱く 「冷めたピザ」 と言われるほど無能宰相のレッテルを... 続きを読む
という文言が残っている。
【この記事は『PARDES』さんの「小泉純一郎、怨霊におののく」にヒントを得て書かれました。】
という触れ込みで書かれた「緊急提言政界篇-Kのコダワリ」というエントリーを拝見すると、どうやら 『 小渕恵三元首相は“霊感”に代表されるような超自然的な能力を持っており、小泉首相はその崇りを恐れ、郵政民営化に反対した小渕優子衆議院議員を処罰できないのではないか? 』 という、オカルティックな記事だったようだ。

(※追記 「非・世俗社会信仰者の詩:日本の政界は「平安」の頃より怨霊の巣窟となりにけり」では、「小泉純一郎、怨霊におののく」の主旨を
『それにしても、衆議院で郵政民営化法案議決に棄権した、小渕優子への処遇が甘すぎはしないか。~つまり国会の怨霊を黄泉の国から蘇らせることになるのである。だから、小泉純一郎は、明らかに郵政民営化に反対である小渕優子に、指一本触れられないのである』
と述べている。)

実際、日経新聞も報じているように、
2000年5月、小渕恵三首相の葬送の車列が官邸に差し掛かると、突如するどい稲光が走った。
のは事実である。それ以上に、 『 ヒットラーは霊媒体質で黒魔術に没頭し、ついにはオカルト局を作った。 』 や 『 アメリカ陸軍の猛将ジョージ・パットン将軍は輪廻転生を信じていて、「自分は前世でナポレオン指揮下のフランス軍で伝令に走っていた。」だの「ジュリアス・シーザー指揮下でカルタゴと戦った。」だの「20世紀は大嫌いだ!16世紀が一番いい!!(そう言えば、織田信長が活躍したのも16世紀だ)」だのと口走っていた。 』 という“大物”から 『 佐藤栄作は首相時代、自らタロット・カードを切っていた。 』 『 田中角栄は気学に凝っていた。 』 『 小泉首相には、いつも決まった風水師に見てもらう。 』といった“個人の趣味・嗜好”のレベルまで、根も葉もない噂話なんて掃いて捨てるほど存在する。今更、故小渕元首相がらみのオカルト話が一つ増えたところで、本気にする者もまず居ないだろうし、なんら問題は無いように思う。

では何故、PARDESというブログは消えたのだろうか。gooブログは無料サービスしかないので、料金未払いで削除、というのは考えられない。PARDES管理者が自発的に解約した、というのも、あんなにトラックバックを打っていることからすると不自然だ。これ以外に考えられるのが「小泉純一郎、怨霊におののく」というエントリーとは関係のないトラブルで、goo側がサービスを拒否した可能性だが、さらにもう一つ考えられるのが、エントリーの内容が 『 小泉首相を批判している 』 と断定され、“ 消された ”可能性である。

<共謀罪>正式に継続審議へ。 米〔愛国法〕に見る<共謀罪>成立後の日本の姿 にも書いたが、既に日本では、<共謀罪>に反対を表明する行為自体が監視対象になっている(※参考:「共謀罪反対」がすでに監視対象となるニッポン)。これがいつ “ 小泉首相・小泉内閣に反対を表明する行為 ” に拡張されても不思議ではない。〔愛国法〕が制定されたアメリカでは既に、「戦争には反対」と言っただけで5時間も身柄を拘束された例が出ている(※参考:暗いニュースリンク - アッシュクロフト司法長官は「スパイだーマン」)。郵政“米営化”という実態すら報じなかったマスコミの報道を、そのまま当てにすることは出来ない。メディアが報じない裏で、CIAの秘密収容所(※追記部分に引用)のような行為が、国内で起こっていないとは言い切れないのである。

僕には杞憂癖があり、物事を全て、悪い方向、悪い方向にばかり考えてしまう。正直に申し上げて、自分でも、当ブログ内で一位、二位を争うほど“電波”な記事を書いてしまったと思う。<共謀罪>今日の内閣改造を受け、明日の法務委員会で強行採決か と同様、今回のエントリーも、自分の “心配しすぎ” “考えすぎ” “思い過ごし” で終わってもらいたいが、ただ、万が一、長期間アクセス出来ないなど、「いいげるブログ」に不自然なことが起こったら、それは僕が「国家権力を甘く見て」いたからだと思って下さい。

今日のBGM♪ 土谷忠寛 innumera
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| 検閲 言論統制 国策捜査 | 10:42 | Permalink | トラックバック:1コメント:8


<共謀罪>正式に継続審議へ。 米〔愛国法〕に見る<共謀罪>成立後の日本の姿
(※<共謀罪>に関する最新エントリーはこちら


一昨日、<共謀罪>今日の内閣改造を受け、明日の法務委員会で強行採決かというエントリーを書いたが、それが杞憂に終わって一安心である。以下、社民党の保坂展人衆議院議員のブログ「保坂展人のどこどこ日記」より引用(一部抜粋)。
特別国会42日間が閉会した。10月の1カ月は共謀罪をめぐる攻防で神経もすり減らした。今日の法務委員会は3分。共謀罪の継続審議は、自民・公明・国民新党・無所属が賛成、民主・社民が反対で賛成多数で継続に決まった。続く本会議でも継続か廃案かで投票が行われ、賛成多数で継続に。ちなみに継続か廃案かを投票で決めたのも共謀罪だけだった。
(後略)
わざわざ<共謀罪>についてだけ、衆議院本会議で投票が行われたことが何を意味するのか、素人の僕には分からないが、前出の「保坂展人のどこどこ日記」のエントリーにはまた
しかし、与党側は審議時間をカウントして、閉会中に修正事項の整理をした上で、来年の通常国会の予算審議明けの採決を狙ってくるだろう。
という記述もある。<共謀罪>成立の足場は、着々と固まってきているようだ。

公明党は以前から
  • 単なる共謀だけではなく、合意内容を推進するための具体的な行為を伴うことを「共謀罪」の要件に加える
  • 共謀罪の対象は組織犯罪集団に限定されることを法文上明確にする
の二点の修正を主張していて、実際、先月17日に自公による修正案がまとめられた。しかし、この日経新聞の記事(※このエントリーに引用済み。)を読む限り、依然として「“組織”された“団体”」の定義が曖昧であり、拡大解釈、恣意的解釈の危険性が伴う。河北新報は「<共謀罪>は密告奨励」と報道し、読売新聞も[『共謀罪』法案]「早期成立へ必要な修正を急げ」という社説を発表(※双方とも、このエントリーに引用済み)したこの<共謀罪>法案に、今後どのような修正がなされるのか。自民党が衆院で3分の2以上の圧倒的多数を有し、いつ成立してもおかしくないだけに、今後も十分に注視していきたい。


<共謀罪>成立後の日本の姿を占う上で、参考になると思われるのが、アメリカで既に施行されている<愛国法>である。この<愛国法>により、連邦捜査局(FBI)など捜査当局の権限は大幅に拡大され、現大統領のブッシュJr.曰く「アメリカはより安全になった」らしいのだが、<愛国法>制定後のアメリカでは、“権力の暴走”としか呼べない事態が多発している。

ニューヨーク大学に招かれたギリシャのアテネ国立工科大学のユージーン・アンゲロプロス教授が、ケネディ空港に到着後すぐに米捜査当局に尋問を受け、「戦争には反対」と言っただけで「反アメリカ主義者」と断定され、手錠をかけられ身柄を5時間に渡り拘束された一件(※参考:暗いニュースリンク - アッシュクロフト司法長官は「スパイだーマン」)は有名だが、他にも、マイケル・ムーアという退役軍人が理由もなく逮捕されたり、「ブッシュのAsshole」と口にした老人が、FBIの捜査を受けたりしているそうだ(※参考:ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「華氏911」でいちばん怖い場面)。共産党発行の「しんぶん赤旗」の記事には
 同法の運用面では、イスラム系、中東系の移住者が特に狙い打ちにされ、「ビザ期限切れ」などを理由に七日を超えて長期間拘束されたり、中東出身学生の思想調査が行われ、「人種憎悪」に拍車をかけました。またブッシュ批判や戦争批判をした者を逮捕・尋問の対象にしたり、図書館で特定の本を読んでいる者を調査するといった事例もありました。
という記述すらある。

これらが全て事実だとすれば、本当に恐ろしいことである。一般論として「戦争反対」の意思表示をしたユージーン・アンゲロプロス教授の拘束、反ブッシュという意思を、卑俗な言葉を用いて表明した老人に対する捜査は、明らかに思想弾圧行為だ。図書館で特定の本を読んでいる者に対する調査(日本でも、既に公安によって同様のことが行われている、という噂もある)やマイケル・ムーアという退役軍人に対する不当逮捕も、映画監督のマイケル・ムーアのような、特定の思想を持つ者への攻撃と見なすことが出来るので、思想弾圧と言っていいだろう。「しんぶん赤旗」に書かれた人種差別的行為は論外である。

「しんぶん赤旗」の記事の文言は、他人事のようにそっけない。事実、当該記事が発表された2003年5月29日においては他人事だったのだろうが、個人の思想を処罰の対象にでき、「自首した者は、その刑を減軽し、又は免除」されるため、幾らでも冤罪をでっち上げることが可能な<共謀罪>の成立が迫った現在においては『明日は我が身』である。「アメリカで起こったことは、日本でも起こる。」という伝に従えば、絶望的な気分になってくる。

日本では既に、<共謀罪>に反対を表明する行為自体が監視対象になっている(※参考:踊る新聞屋-。 「共謀罪反対」がすでに監視対象となるニッポン)。もしかすると、吹けば飛ぶような当ブログですら、既に公安さんに監視されているのかもしれない。別に疚しいことをやっているわけではないので、自分の意思で公開しているこのブログを見てもらっても有り難いばかりだが、僕の社会生活をもターゲットに含めた妨害・弾圧行為は御免被りたい。そして、その弾圧行為を「テロリズムに対抗するため」として正当化させるのが<共謀罪>なのである。

小泉内閣の4年間でなされた「構造改革」「規制緩和」「自由化」という名前の弱者切捨て(※参考:障害者自立支援法成立…低所得者への配慮さらに充実を ニュース 医療と介護 YOMIURI ONLINE)、アメリカ的ルールの導入によって、日本の貧困率は進国中では米国に次いで二番目に高い15%になった。自殺者の増大にも歯止めが掛からない(※参考:STOP THE KOIZUMI - 改革ファシズムを止めに行こう  (10/4))。加えて、消費税率の引き上げを含む大増税は避けられない、とあっては、社会不安の増大とさらなる治安悪化は目に見えている。それに対応するため、貧困層の怒りを政権からそらすための「郵政公社」「官僚」「オタク」「ニート」といったスケープゴード(生贄)をでっちあげ、その一方で、“改革”“対テロ”というプロパガンダの陰に隠れてメディア規制・言論統制・思想弾圧の手段(<人権擁護法><共謀罪><国民投票法案><サイバー取り締まり法>)を手に入れようとしている、と言ったら穿ち過ぎだろうか。

一昨日のエントリーのように、自分が“オオカミ少年”になってしまって構わない。むしろ、自分の不安が全て杞憂に終わることを望んでいる。ただ、自分の生まれた日本が、思想警察と密告と餓えに覆われた、何処かの国のような暗黒社会になってしまわないよう、今後とも、声を上げ続けて行きたいと思う。


※いいげるブログ内の<共謀罪>に関するエントリー

今日のBGM♪ Shpongle Shnitzled In The Negev
| 【検閲】共謀罪 | 13:58 | Permalink | トラックバック:3コメント:0


10月のアクセス解析 ~ 新参弱小ブログの悲哀を思い知る
※このエントリーはこの記事の後に書いているのだが、都合により、日付は2005年11月とする。

2005年10月 (FC2 アクセス解析より)

Unique Access : 1,778 (57.35/day) 前月比 +1,163 (+37.83/day)
Total Access : 2,535 (81.77/day) 前月比 +1,757 (+56.67/day)
ようやっと、放置状態の本館のアクセス数を抜いた頃。<共謀罪>を中心に、<人権擁護法>、郵政 “ 米営化 ”、<国民投票法>に野田聖子地震雲と色々書いて、コンテンツの充実度という意味では、前身の 「 Igel's Dialy 」 時代を含めても一番の月だったのではないかと思うが、如何せん、アクセス数が少なすぎる。まあ、もともと “ 今日はこんなことがあった ” とか “ こんな夢を見た ” という、ごくごく私的なことを書くために始めた物なので、アクセス数もクソも無いのであるが…。New Order の Blue Monday邦訳を、検索エンジンが拾ってくれるようになるのも先の話である。


▽サーチワード

1 ウッドキャン 11 3.57%
2 人権救済条例 8 2.59%
3 共謀罪 7 2.27%
4 共謀罪・サイバー取り締まり法案 6 1.94%
5 共謀罪 ブログ 5 1.62%
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8 共謀罪 公明党 4 1.29%
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11 小泉内閣 組閣 人事 予想 4 1.29%
12 憲法改正 小泉 検閲 言論統制 4 1.29%
13 朝日新聞 天声人語 4 1.29%
14 鳥取県の人権救済 4 1.29%
15 松本杏 3 0.97%
16 組閣人事 3 0.97%
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18 谷智彦 3 0.97%
19 鳥取県 人権 3 0.97%
20 共謀法 3 0.97%
共謀罪>関連でだいたい占められているのは嬉しいが、アクセス数が…。トップが「ウッドキャン」なのが、当サイトが “ 音楽系ブログ ” であることの証か?


▽リンク元URL( 「 不詳(ブックマーク等) 」 を除く

1 http://www.ismusic.ne.jp/igel/frame1.html 185 11.41%
2 http://igelblog.blog15.fc2.com/ 166 10.24%
3 http://www.ismusic.ne.jp/igel/content.html 69 4.25%
4 http://www.ismusic.ne.jp/igel/frame.html 64 3.95%
5 http://critic2.exblog.jp/1052739/ 29 1.79%
6 http://nokoizumi.exblog.jp/ 26 1.6%
7 http://blog.with2.net/find_item.php?key=%CC%EE%C5%... 24 1.48%
8 http://blog.fc2.com/newentry.html 18 1.11%
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10 http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-250.html 17 1.04%
11 http://www.blogpeople.net/TB_People/tbp_3183.html 17 1.04%
12 http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-247.html 16 0.98%
13 http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-category-1.htm... 15 0.92%
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15 http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-category-32.ht... 13 0.8%
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19 http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-256.html 9 0.55%
20 http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-category-11.ht... 9 0.55%
ほぼ全て自サイト。このアクセス解析結果は「いいげる自身のアクセス」を排していないため、恐らく、表示を確かめるための、自分自身のアクセスが、この結果に大きく影響を与えていると思われる。まだ “ 自分しか見てない ” サイトだったのだ。

今日のBGM♪ Shpongle Botanical Dimensions
| アクセス解析@Igelblog | 00:00 | Permalink | トラックバック:0コメント:0




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