ロケットニュース24で紹介されていた 『ロシアのいい人たち』 動画。
BGMに使われている 「The Cinematic Orchestra - Arrival Of The Birds」 の美しさとも相まって、感動的なムービーとなっている。
というか、The Cinematic Orchestra って久々に聞いた。Ninja Tune のコンピCDで "all that you give" を知ったのは、ちょうど10年位前なんじゃないかと思う。
The Cinematic Orchestra の、生暖かい餡かけみたいなのにゆっくり飲み込まれていくような曲調は、学生時代には理解できなかった。“Cinematic” と自称するだけあってやたらムーディーで情景的だが、「映像の邪魔をしない」 というつもりなのか作り手自身のエモーションやメッセージ性が欠落した “顔の見えない” 楽曲群は、悪趣味なスノビズムと言うか、嫌らしい独りよがりのようにしか思えず、私は今まで、彼らの音楽を避けて通ってきた。
しかし、今なら少し分かる気がする。"Everyday" でも流しながら、ウィスキーのグラスを握り締め、握り締め、独り、どこまでも黄昏ていたい。
声高なメッセージなんて要らないんだ。リスナーの数だけ、抱えている物語はあるのだから。
う~ん、季節はずれだな。晩秋の音楽だ、この曲も。
BGMに使われている 「The Cinematic Orchestra - Arrival Of The Birds」 の美しさとも相まって、感動的なムービーとなっている。
というか、The Cinematic Orchestra って久々に聞いた。Ninja Tune のコンピCDで "all that you give" を知ったのは、ちょうど10年位前なんじゃないかと思う。
The Cinematic Orchestra の、生暖かい餡かけみたいなのにゆっくり飲み込まれていくような曲調は、学生時代には理解できなかった。“Cinematic” と自称するだけあってやたらムーディーで情景的だが、「映像の邪魔をしない」 というつもりなのか作り手自身のエモーションやメッセージ性が欠落した “顔の見えない” 楽曲群は、悪趣味なスノビズムと言うか、嫌らしい独りよがりのようにしか思えず、私は今まで、彼らの音楽を避けて通ってきた。
しかし、今なら少し分かる気がする。"Everyday" でも流しながら、ウィスキーのグラスを握り締め、握り締め、独り、どこまでも黄昏ていたい。
声高なメッセージなんて要らないんだ。リスナーの数だけ、抱えている物語はあるのだから。
う~ん、季節はずれだな。晩秋の音楽だ、この曲も。