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テレビなんて消えてしまえばいい - 毎日新聞特集<テレビが消える日>
毎日新聞が<テレビが消える日>という特集記事を連載している。
 

01/05 テレビが消える日:/1 業界に9.2%ショック 「アナログ停波」周知進まず

◇「2011年の完全デジタル化は国策です」
◇地上デジタル放送の受信
◇地上デジタル放送の歩み◇


01/06 テレビが消える日:/2 準備に国費1800億円を投入

◇携帯利用者は1台で年420円負担--一時的な周波数変更で
◇景気や電波需要対策


01/07 テレビが消える日:/3 買い替えに価格の壁

◇同型機と2倍の差、「買わない」も16%--国の購入補助求める声も
◇出荷続くアナログ機--地デジ普及、09年も4割


01/11 テレビが消える日:/4 「放送」か「通信」か

◇インターネット使った難視聴解消
◇「山間地見捨てておいて“違法”とは」


01/12 テレビが消える日:/5 「デジタル棄民、生むな」 過疎地で不安感、高い認知度

◇IP環境もなく


01/13 テレビが消える日:/6 ビル陰問題、設備の更新……火種はらむ共同受信

◇老朽マンションほど負担大きく


01/20 テレビが消える日:Q&A/上 アナログテレビ+チューナー、1台ごとに必要

◇データ放送〇、ハイビジョン×
◆何ができる?
◆録画は1回限り
◆多チャンネル
◆B-CASカード


01/21 テレビが消える日:Q&A/下 液晶、プラズマテレビ「価格下がる見通し」

◇地デジチューナー未搭載機も
◆種類の違いは?
◆現状維持は?
◆問い合わせ先


01/25 テレビが消える日:/7 デジタル視聴機への買い替え、4割超が「様子見る」

◇高齢層に強い抵抗感--毎日新聞世論調査
◇公的支援に賛成7割
◇世論調査の質問と回答◇
◇調査の方法


01/26 テレビが消える日:/8 データ放送や双方向サービス、「見る」から「使う」へ

◇「パソコン化」で操作複雑に
◇「ややこしい機能いらない」


01/27 テレビが消える日:/9 「コピーワンス」って何? ダビングや編集ができない仕組み

◇一般視聴者の利便性VS放送事業者の著作権
◇「見直し」を提示--情報通信審議会


01/27 テレビが消える日:/10 新東京タワー 600メートルの電波塔建設構想

◇ワンセグ向け/新たな受信障害も
◇名古屋に先行例
◇予定地、3月末決定?


「 地上波デジタル放送への関心を高めるためのプロパガンダ 」 と穿った見方も出来るが、仮にそういう目的があったとしても、この特集記事は興味深い。昨年末から始まった「縦並び社会・格差の現場から」 にも匹敵する、毎日新聞の力作であると思う。

率直に言って、「 安保理拡大案で日本がドイツ他から “ 見切られた ” 件 」 や 「 郵政民営化が2003年11月の段階で既に規定路線だった件 」 など、小泉自民党に真にダメージとなるニュースは一切報道せず、小泉宣伝に明け暮れる現在のマスコミ報道に対し、僕は強い不信感を抱いている。これは、毎日新聞と、その “ 友好会社 ” であるTBS (“ 傘下 ”ではないようだ) も、“ ポーズの違い ” こそあれ、郵政民営化はアメリカの要求であったことの証拠である 「 年次改革要望書 」 の存在を報道しなかった等の点で同様である。

耐震偽装事件やライブドアの一件など、最近は風向きが変わってきたかのようにも見えるが、そもそも毎日新聞自身、“ 1800億円もの国費をかけ、新しい受像機の購入代金負担を国民に強いた上で、役に立たない ”地上波デジタルをゴリ押しし、結果として小泉内閣に頭が上がらなくなった者の一人である。「遊就館(靖國神社附屬の戰爭博物館)」批判(※追記部分にリンク先の記事を引用)などに見られるように、アメリカ政府が日本政府と距離を取り始めたから小泉内閣に批判的な姿勢を取っているだけで、何かあれば、また翼賛報道国策報道を始めるのではないか、という不信感は拭い去れない。

こういった理由の他にも、僕はもともと “ テレビ的にOK! ” という空気が嫌いだったので、このエントリーのタイトルに 『 テレビなんて消えてしまえばいい 』 と付けたが、これはただの感情の発露で、本気でテレビが無くなれば良いと考えているわけでもないし、テレビ(若しくは、今のテレビとほぼ同様の働きをする、“ テレビ的 ” なメディア)が消えるとも思わない。僕の両親や祖父母のような、情報収拾(娯楽も含む)の大部分をテレビに依存している “ 情報弱者 ” ( だからと言って、情報収集の殆んどをネットに依存している僕は “ 情報強者 ” であると言うつもりも無い。高度情報化社会であるからこそ、口伝で内々に伝えられる情報を得られる人脈が、物を言うのだと思う。) にとって、(僕にネットが必要なように)テレビは必需品であるし、“ 情報格差 ” を緩和する効果も期待したい。

(そういう意味では、NHKには頑張ってもらいたい。妙に民放チックな路線を歩んでみたりしないで、“NHKにしか出来ない”番組を追求するべきだ。不祥事なんか起こしている暇は無い。もちろん、NHK民営化は情報格差を加速させる恐れがあるので反対である。)

それにまた、仮に “ 脱テレビ化 ” が進んでも、“ 2ちゃんねらーだけが真実を見抜いている ” というような、テレビ以外の他の何かを絶対視する、他の何かに乗り換える人を増やすだけで終わってしまえば意味が無い。

恐らく 『 情報格差是正 』 という社会福祉的な大儀名分 ( その実、“ テレビで見ないと何も信じない ”いわゆるB層をコントロールする手段を確保するという目的 ) のもと、低所得者層に対する補助(by税金)が行われ、地上波デジタルへの移行はスムーズに行われるだろう。そして、テレビの優位性はまだまだ続く。


以下、★阿修羅♪掲示板のこの投稿より引用(一部抜粋)。
「日本人は週平均で26時間、テレビを見ています。1日4時間弱。この数値は、この20年さほど変化はありません。ところが、パソコンや携帯電話の端末等を含めると8時間近くとなり、この数年、劇的に上昇したんです。つまり、起きている時間の半分を何らかの【情報】に接しているわけで明らかに情報過剰、情報過多の状態です。あまりにもたくさんの情報に触れると、たいていの人間は、情報が処理できなくなるんです。特にネットや携帯の情報は、虚実がないまぜでメディアリテラシー(情報読解力)が問われる。
そんな面倒なことをしたくない大半の人は、結局、概存のメディア、ブランド力のあるテレビの情報を一番、信用する。テレビは嘘つかないだろう、テレビでやっているなら本当だろう、とね」

(中略)

テレビはメッセージである。そう語ったのは、メディア学者のマクルーハンであった。テレビが伝えるメッセージは”単純かつ明快”だ。”何も考えるな”ただそれだけである。メディア型ファシズム時代が今、幕を開けようとしている。
多数の民衆が 「 メディアリテラシー 」 を得られる日は、果たして来るのだろうか。

今日のBGM♪ Sea Nonexistent tomorrows landing
 
 
以下、MSN-Mainichi INTERACTIVE より該当記事を引用。
揺れる日米中:小泉外交・光と影/1(その1) 米国、「遊就館」を注視

 ◇皇国史観、靖国不信広がる

 「中国、韓国以外に靖国参拝を批判する国はありません」。先週の参院代表質問で靖国神社参拝について聞かれた小泉純一郎首相は、そう答えた。公式声明を見る限りではその通りだろう。だが、内実は違う。旧敵国であり、今は同盟国である米国の内部に微妙な変化が生まれている。靖国神社に併設されている戦争博物館の、第二次大戦に至るルーズベルト政権の対日政策や米軍主導の戦犯裁判を批判する展示や映画の強調が、米国を身構えさせている。

 「yushukan(ユーシューカン)」を話題にしたのは米共和党穏健派の重鎮で、昨年2月まで駐日大使を務めたハワード・ベーカー氏だった。

 「あれでは日本が戦争に勝ったみたいだ」

 離任に先立って自民党の有力議員を訪ね、日中問題について意見交換した時のこと。ベーカー大使は苦笑を交えて不満を伝えた。

 靖国神社が創建130年記念事業の一環として戦争博物館「遊就館」の大改修を終えたのは02年7月。改修後は皇国史観が一段と強調された。日米開戦は資源禁輸で日本を追いつめた米国による強要であり、日本は「自存自衛」と「白人優越世界打破」のために立ち上がったという歴史観が整然と示された。売店には日本の戦争責任を問い続ける中国を逆批判する書籍類が平積みされ、政治性を強めた。当時既に80歳に迫っていたべーカー氏は自ら足を運び、確かめたのだ。

 旧日本軍による真珠湾攻撃から64年にあたる昨年12月7日(日本時間8日)。犠牲者を悼む半旗が掲げられたワシントンで、米国のアジア問題専門家たちが訪米中の前原誠司・民主党代表を招き、朝食会を開いた。

 日中両国のナショナリズムが話題になったこの席で、昨年1月までブッシュ政権の東アジア外交担当官だったジム・ケリー前国務次官補が「靖国神社参拝によって、日本の首相がyushukanの考え方を肯定していると受け取られないか」という懸念を表明した。

 遊就館を知らないという知日派外交官は、まずいない。東京勤務が長かった古株の一人は今月中旬、匿名を条件にワシントンで毎日新聞の取材に応じ、こう語った。

 「日中間に歴史解釈の違いがあるというだけの話なら米国は無視するが、yushukanは無視できない。真実を語っているとは思えない。首相が戦没者に敬意を払うのはいいが、問題はyushukanとのかかわりだ」

 ポール・ジアラ元国防総省日本部長も遊就館の展示に対する不満を記者にぶつけた。

 「第二次大戦が他国の過失によるという印象を受けるどころか、日本の戦争が正しいとさえ思わせる高慢な内容だ」

 ジアラ氏は「outrageous(常軌を逸している)」という表現を用いて首相の靖国参拝を批判、「日本の孤立化を招き、ひいては同盟国アメリカまでアジアから孤立する」とつけ加えた。

 ブッシュ大統領自身は靖国参拝を批判していない。だが、足元の官僚や政治家の間で不満が広がっている。日米同盟が根底から揺らぐわけではないが、以前は「日本の問題」として発言を控えていた人々が不満を隠さなくなった。この傾向は、昨年10月17日の小泉首相の秋季例大祭参拝直後から目立ち始めている。<2面につづく>(次回から2面に掲載)

毎日新聞 2006年1月30日 東京朝刊
| Digital Divide - 情報格差 | 14:45 | Permalink | トラックバック:0コメント:2



コメント
情報格差社会について
はじめまして、トラックバックしようとしたのですが、上手く行かなかったのでコメントさせていただきます。
メディアリテラシー、ITリテラシーを考える上で、情報強者と情報弱者の差が広がり、今、情報格差社会が広がりつつあるのに危機感を覚えています。

以下、拙文ですが、よろしければご一読ください。

今年を振り返って:3(情報格差社会)
http://www.keiyu.com/cf/archives/2006/12/31/3_1.html
2006.12.31 Sun 07:09 | URL | いしだ [ Edit ]
いしださん、初めまして。
コメントをいただき、ありがとうございます。

現在、スパム対策として 「 いいげるブログ 」 にリンクを貼っていないエントリーからのトラックバックを全て拒否する設定にしています。申し訳ありませんが、ご了承ください。

情報格差の急激な拡大には、僕も危惧しています。昔から 「 インサイダー ( 有力者とコネがあるなど、人づてで、内部情報が手に入る人 ) 」 と 「 アウトサイダー 」 との間には情報格差がありましたが、最近はそれに加え、ネットその他で手に入る 「 公開されている情報 」 に対する格差が、止め処なく拡大していますからね。

石田さんのエントリーの

自分が知らない世界に対しては、想像力が働きにくいものだ。

情報通である、ITリテラシーが高い、イノベーター、アーリー・アダプターである。そんな人たちは、優越感に浸ったり、自分の見える世界の中に閉じこもったりしないで、自分が見えていない世界に、是非、想像力を働かせてもらいたいと思う。


という部分に感銘を受けました。

年の瀬ということもあって、最近は、古い友人達と会う機会が多いのですが、みんな 「 テレビの中の世界 」 で生きているんだな、ということを痛感する毎日です。僕のエントリー本文中にも書きましたが、まさしく情報過多、押し付けられた情報の処理で手一杯で、政治や社会問題に裂く時間もエネルギーもない、という感じでしたね。

以前、このエントリーに
http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-11.html

「スカパー見たいけど、ああいうの見るとそれに夢中になっちゃって他の人と話題が合わなくなるからうちは入れてない」「そうそう。インターネットもそうだよね。自分の好きな分野のホームページばかり見てテレビ見なくなるから流行とかに乗り遅れて話が合わなくなりそうだからやらない」

という話を引用しましたが、実際 「 自分の見える世界 」 の乖離は凄まじく、情報弱者も情報強者もインサイダーな人たちも、もちろん僕も、自分の目の前の情報処理に追われて 「 自分が見えていない世界への想像力 」 が急速に枯渇しつつあるように感じます。

「 人間は、自分にとって好ましい情報しか目に入らない傾向がある 」 ことは、心理学の種々の調査実験の結果から支持されていますし、自分と他人の “ バカの壁 ” を打ち破るアイディアは僕にはありませんが 『 情報格差があっても、日常生活を送る上で不利になることが少ない社会 』 の構築を、模索していくべきなんだろうと、石田さんのエントリーを読んで思いました。
2006.12.31 Sun 20:20 | URL | いいげる [ Edit ]
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THE DISTORTIONS


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質問しないマスコミと
一人で考えない日本人


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独裁国家アメリカ


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巨大化する音楽産業


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 Koizumi's Zombie Politics


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